Base44の料金は月額だけで決めない|クレジットと運用コストの見方
Base44は無料で始められ、有料プランは年額契約なら月額換算16米ドル、日本円で約2,520円からです。ただし、これは毎月約2,520円を支払う契約ではありません。Starterの年額は192米ドル、約30,260円をまとめて支払います。円換算の条件は下の料金表に記載しています。
業務アプリとして使うなら、プラン料金に加えて利用量も見積もる必要があります。Base44には、AIでアプリを作成・修正するときの「メッセージクレジット」と、アプリ内の組み込みサービスなどに使う「統合クレジット」があります。別契約の外部サービスを使う場合は、その料金も分けて計算します。
つまり、見積もるべきなのは「何回AIへ指示するか」だけではありません。公開後に何人が使い、どの処理を何回実行するのかまで分けて考える必要があります。
現在の料金プランを確認する
以下は、2026年10月4日に公式料金ページで確認した年額契約の料金です。 日本円は、日本銀行の2026年10月2日17時のドル/円相場157.57〜157.59円の中間値、1米ドル=157.58円で換算し、10円単位に丸めています。税・カードの為替手数料などは含まず、実際の請求額とは異なります。月払いを選ぶ場合は価格が異なるため、契約画面で確認してください。
プラン | 月額換算(年額契約) | 年額の支払額 |
|---|---|---|
Free | 無料 | 無料 |
Starter | 16米ドル/約2,520円 | 192米ドル/約30,260円 |
Builder | 40米ドル/約6,300円 | 480米ドル/約75,640円 |
Pro | 80米ドル/約12,610円 | 960米ドル/約151,280円 |
Elite | 160米ドル/約25,210円 | 1,920米ドル/約302,550円 |
毎月のクレジット枠(メッセージ/統合):Free 25/100、Starter 100/2,000、Builder 250/10,000、Pro 500/20,000。Eliteは契約時に必要なクレジット量を選択できます。
公式では、年額契約には年間割引が適用されると案内されています。ただし、年額契約は月額換算で表示されても、原則として年額分をまとめて支払う方式です。料金や提供機能は変更される可能性があるため、この記事の数字だけで契約を決めず、最新の料金ページを確認してください。
2種類のクレジットは、使われる場面が違う
メッセージクレジットは、制作者がAIへ指示してアプリを作成・修正するときに使います。画面の微調整、機能追加、不具合修正など、開発中の試行錯誤が多いほど消費しやすくなります。
統合クレジットは、アプリがBase44の組み込みサービスでメールを送る、画像を生成する、AIを呼び出す、といった処理に使います。開発中の動作確認でも、対象の処理を実行すれば消費し得るため、「公開後だけの費用」ではありません。
クレジットは操作の「回数」ではなく、利用量を測る単位です。公式ドキュメントでは、組み込みのメール送信は通常1通あたり約1クレジット、独自ドメインからの送信は約2クレジットと案内されています。AI処理はモデルや処理内容で変わるため、100クレジットを「100回使える」と一律に読み替えることはできません。
費用の区分 | 使われる場面 |
|---|---|
メッセージクレジット | AIへの指示によるアプリの作成・修正 |
統合クレジット | 組み込みのメール送信・AI処理など。動作確認時も対象 |
別契約の外部サービス費用 | 自分のAPIキーで使うAIなど、外部契約先への支払い |
無料枠で足りるかは、必要な機能と利用量で変わる
Freeプランには、認証、データベース、分析などの基本機能と、最大5つのアプリ作成枠が含まれています。小さな試作品を作り、考えている業務フローがBase44で形にできるか確認する用途には向いています。
Freeの月間枠はメッセージ25クレジット、統合100クレジットです。要件が固まらないまま修正を繰り返すと、完成前に枠を使い切ることがあります。公式案内には1日あたりの上限もあるため、月間残量だけでなく当日の利用可能量も確認してください。
無料枠で完成・運用できる小規模なアプリもあります。一方、外部連携や複雑な処理が必要なら、まず主要な画面と処理を試し、必要な機能と実際の消費量を確認してから有料プランを選ぶ方法が現実的です。
Base44以外の費用も分けておく
Base44公式料金ページでは、Stripe、SendGrid、OpenAIなど、アプリへ接続する第三者サービスの利用料は各サービスから別途請求されると案内されています。Base44のプラン料金に、すべての外部サービス費用が含まれるわけではありません。
日本円の予算では、為替変動に加え、適用される税や決済時の手数料も考慮します。この記事の円換算は比較用の目安であり、円建ての固定料金ではありません。
自分のAPIキーで外部サービスを直接呼ぶ場合、公式ドキュメントでは、その呼び出し自体には統合クレジットを使わないと説明されています。ただし、外部サービス側の利用料は別です。バックエンド関数の実行など、周辺の処理にクレジットが発生する場合もあるため、処理全体で確認します。
必要な機能と利用量の両方でプランを選ぶ
必要な機能を満たすプランを確認したうえで、開発中と運用中の利用量を見積もります。たとえば、公式ドキュメントではバックエンド関数はBuilder以上で利用可能と案内されています。クレジットに余裕があっても、必要な機能が使えないプランでは目的を満たせません。
発注前には、少なくとも次の4点を整理します。
要件はどこまで固まっており、開発中に何回程度の確認・修正が発生しそうか
何人が利用し、一人あたり何回、メール送信やAI処理などを実行するか
独自ドメイン、コード編集、AIモデル選択、GitHub連携が本当に必要か
クレジット上限に達した場合、どの業務が止まる可能性があるか
たとえば、10人が1日2回、月20日、組み込みの通常メールを1通ずつ送るなら、400通です。1通約1クレジットという目安では、メール送信部分だけで約400クレジットになります。同時にAI処理やワークフローを動かす場合は、その分も加算します。実際の処理を少人数で試し、消費量を確認して見積もりを補正してください。
発注前に決めておくと、公開後の手戻りが減る
Base44でアプリを作ること自体は速くなりました。それでも、誰が使うのか、どのデータを扱うのか、どこで人が確認するのか、上限到達時にどう運用するのかは自動では決まりません。
制作を依頼する場合は、画面数や機能数だけでなく、テスト範囲、利用権限、運用担当、クレジット確認の頻度、外部サービスの契約者、引き継ぎ方法まで見積もりの対象に含めるべきです。
WixerDesignでは、Base44を活用したWebアプリ・業務ツールの制作にも取り組んでいます。試作品から始めるべきか、業務用として設計すべきか迷っている場合は、現在の業務と想定利用者数をお知らせください。
参考にした公式情報
公式資料:Base44 クレジットの仕組み
換算の参考:日本銀行 外国為替市況(2026年10月2日)
料金と機能は2026年10月4日時点の公式情報に基づいています。
契約前には必ず最新の公式料金ページと契約画面をご確認ください。



