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PHPの脆弱性、Wixのホームページは大丈夫?企業担当者が確認したいこと

1 時間前
読了時間: 5分

PHPの重大な脆弱性について、注意喚起が出ています。脆弱性とは、攻撃に悪用されるおそれのある、ソフトウェアの弱点のことです。


「自社のホームページにも影響があるのでは」と、気になっている方もいると思います。


Wixでホームページを制作・公開している場合、利用者自身がPHPを更新する作業はありません。

ただし、Wixとは別に使っているサーバーや外部サービスについては、分けて確認する必要があります。


今回は、問題の概要と、企業のWeb担当者が確認しておきたいことを整理します。


この記事の要点

  • 今回の問題は、PHPを使う対象環境で、攻撃者に不正な処理を実行されるおそれがあるものです。

  • Wix上で制作・公開しているホームページについて、利用者がPHPを更新する作業はありません。

  • 別のサーバーで動くサイトや外部サービスは、それぞれの管理会社に影響と対応状況を確認します。



今回のPHPの脆弱性は、どのような問題?


PHPは、ホームページやWebサービスを動かすために使われるプログラミング言語の一つです。


今回、そのPHPに重大な弱点が見つかりました。悪用されると、サーバー上で攻撃者に不正な処理を実行されるおそれがあります。


PHPの開発元は2026年10月21日に情報を公開し、JPCERT/CCも翌22日に注意喚起を出しています。対象の環境では、修正を適用するとともに、被害が起きていないかを確認するよう求めています。


ただし、すべてのホームページが同じ影響を受けるわけではありません。


確認する必要があるのは、自社サイトやシステムで、問題の対象となるPHPが使われているかどうかです。ホームページが普段どおり表示されているだけでは、影響の有無は判断できません。



Wixサイトで、利用者がPHPを更新する必要はある?


Wixの公式ヘルプでは、WixサイトにPHPコードを追加することはできないと案内されています。


このため、Wix上で制作・公開しているホームページには、利用者がPHPのバージョンを選び、更新するための作業はありません。レンタルサーバーでPHPを管理する場合とは、仕組みが異なります。


今回のニュースを見て、Wixの管理画面からPHPの設定を探したり、自分で修正プログラムを入れたりする必要はありません。


一方で、「Wixを使っているから、会社で利用しているWebサービスすべてを確認しなくてよい」と考えるのは注意が必要です。


会社のホームページはWixでも、採用サイトや会員向けシステムなどが、別のサーバーで動いていることがあるためです。



Wix以外で動いているものがないか確認する


まずは、自社が利用しているサイトやサービスの管理先を確認してみてください。


難しい技術調査を自分で行うよりも、どの会社に確認すればよいかを把握することが先です。


自社の利用状況

確認すること

ホームページをWixで制作・公開している

利用者によるPHP更新作業はありません。

Wixでドメインを契約し、ホームページは別のサーバーで公開している

サイトを動かしているサーバーの管理会社に確認します。ドメインの契約先だけでは判断できません。

採用サイトや会員サイトを別に運営している

それぞれの制作会社や保守担当者に確認します。

外部の予約サービスや独自システムを使っている

サービス提供元に、今回の問題への影響と対応状況を確認します。


外部サービスを使っているからといって、今回の影響を受けるという意味ではありません。管理する場所が異なるため、それぞれ確認するということです。


問い合わせる際は、次のように聞くと話が伝わりやすくなります。


「2026年10月に公表されたPHPの脆弱性について、当社が利用する環境に影響はありますか。影響がある場合、修正と被害の確認はどこまで済んでいますか」


技術担当者に問題を特定してもらう必要がある場合は、識別番号「CVE-2026-109618」「CVE-2026-109619」も添えると確実です。



PHPの対応とは別に、管理者と権限も見直しておく


今回のPHPの問題と、Wixアカウントの不正利用対策は別の話です。


Wixは、専門チームによる監視や、システムの弱点を調べる検査などの対策を公開しています。それに加え、利用者側でも管理設定を確認しておきたいところです。


まず、管理者アカウントの2段階認証を確認してください。


次に、共同管理者の一覧を見直します。退職した担当者や、作業が終了した外注先のアクセスが残っていないでしょうか。


現在も作業する人についても、担当業務に必要な権限かを確認します。Wixでは、共同管理者の役割を変更したり、アクセスを解除したりできます。


顧客情報を扱っている場合は、その情報を誰が見られるかも確認してください。


WixのCMSに保存した情報の公開範囲と、管理画面でフォームの回答を見る人の権限は、別々に確認します。「情報を保存できているか」だけでなく、「必要な人だけが見られるか」という視点が必要です。



自社サイトの管理範囲が分かると、次の対応も早くなる


今回のような注意喚起が出たとき、社内で困りやすいのは「誰に聞けばよいか分からない」という状態です。


ホームページ、採用サイト、予約サービスなどについて、管理会社と社内担当者、緊急時の連絡先をまとめておくことをおすすめします。


専門的な資料でなくても構いません。次に同じようなニュースが出たとき、確認先がすぐ分かることが大切です。


Wixで管理される範囲と、それ以外のサービスを整理しておけば、必要な確認を進めやすくなります。



WixerDesignでは、Wixサイトの制作・改善・運用支援を行っています。現在のサイト構成や、担当者の交代で分からなくなった管理状況を整理したい場合は、ご相談ください。




【補足】 PHPと同じ日に、Node.jsも脆弱性とパッチを公表しました。

Wix側でも本件を確認しており、ユーザー側で必要な対応はないとの事なので安心してください!




本文は2026年10月23日時点の公開情報に基づいています。 対象となる環境や対策の詳細は、以下の公式資料および利用サービスの最新案内をご確認ください。


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