サイトを作ったのに問い合わせが来ない会社がやっていないこと|Web運用改善の視点
- 平川 亮二

- 1 日前
- 読了時間: 4分

「ホームページを作ったのに、全然問い合わせが来ない...」
この相談、本当によく聞きます。
制作費に100万以上かけた。
デザインも気に入っている。スマホ対応もしている。でも、問い合わせはほぼゼロ。
実はこれ、サイトの「質」の問題じゃないことがほとんどです。
問い合わせが来ないサイトに共通していること
結論から言うと、「公開して終わり」になっているのが原因です。
サイトを作ること自体はゴールじゃない。でも、多くの会社がリリース直後に燃え尽きてしまって、その後ほぼ何もしていない状態になっています。
制作会社として多くのサイトを見てきましたが、問い合わせが来ていないサイトには、ほぼ必ずこのパターンがあります。
やっていないこと①:
「誰に向けたサイトか」が曖昧なまま
サイトを見たとき、「これは自分のことだ」と思ってもらえるかどうか。
ここが一番大事なのに、意外と見落とされています。
たとえば税理士事務所のサイト。
「法人・個人の税務相談を承っています」という説明では、見た人は「ふーん」で終わります。でも「創業3年以内のスタートアップの節税・資金調達まわりを得意としています」まで絞り込まれると、該当する人は「あ、ここに相談したい」と反応します。
広く伝えようとするほど、誰にも刺さらなくなる。これがWebの難しいところです。
やっていないこと②:
アクセスデータを見ていない
「アクセス解析は入れてある」という会社でも、実際に数字を見て何かアクションしているところは少数派です。
たとえば、こういうことが起きていないでしょうか。
トップページに来た人が、12秒で帰っている
問い合わせページのアクセスが全体の7%以下
一番見られているページが、サービスと全く関係ない記事
これはGA4やSearch Consoleを見れば5分でわかります。でも「なんとなく入れてある」だけで、見ていない会社がほとんどです。
データを見ると、「なぜ問い合わせが来ないか」はだいたい見えてきます。
やっていないこと③:
検索している人の気持ちを考えていない
「税理士 相続 東京」で検索している人と、「相続 手続き 何から始めればいい」で検索している人は、全然違う状態にいます。
前者はすでに依頼先を探している人。後者はまだ課題を整理している段階の人。
多くの士業事務所は前者向けのページしか作っていません。でも実際には、後者のほうがはるかに多くいて、競合も少ない。
「困っている状態の人に、先に寄り添う記事を書く」だけで、問い合わせの質も量も変わります。
やっていないこと④:
更新が止まっている
Googleは「生きているサイト」が好きです。
更新が止まっているサイトは、検索エンジンからも「このサイト、まだ営業してる?」と思われます。
社労士事務所なら「育休取得の最新手続きまとめ」、税理士事務所なら「インボイス対応のよくある質問」など、日常業務の中にネタはたくさんあります。
「何を書けばいいかわからない」と言う前に、先週クライアントに説明したことをそのまま記事にするだけで十分です。
問い合わせを増やすために、今すぐできること
難しいことは何もありません。
まずGA4かSearch Consoleを開いて、今どんな人が来ているか確認する。それだけでいい。
見るべきポイントは3つだけです。
どのページで離脱しているか
どんなキーワードで来ているか
問い合わせページまで来ている人は何%か
この3つを見るだけで、「何をやるべきか」がほぼ決まります。
まとめ
サイトは作って終わりじゃない。でも、難しいことをする必要もない。
「誰に向けて発信しているか」を整理して、データを見て、少しずつ改善していく。それだけで、半年後のサイトはまったく別物になっています。
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