WixのアコーディオンでFAQを設置するなら?機能の選び方と更新の決め方
「よくある質問を、クリックすると回答が開く形にしたい」。Wixサイトを改善するとき、Wixのアコーディオンを候補にすることがあります。ただ、見た目だけで決めると、完成後に誰が、どこで回答を更新するのかが曖昧なまま残ります。
先に整理したいのは、質問の内容、折りたたむ情報、更新の担当です。そのうえで、Wix FAQアプリを使うか、Wix Studioのアコーディオン要素を使うかを検討しましょう。
この記事の要点 |
|
Wixのアコーディオンは、質問の管理方法から選ぶ
アコーディオンは、見出しを操作して内容を開閉する表示方法です。Wixでは、FAQアプリのレイアウトとして使う方法と、Wix Studioエディタのアコーディオン要素で組み立てる方法があります。両者を同じ機能として依頼しないことが、最初の確認事項です。
Wix FAQアプリは、質問と回答を管理するためのアプリです。質問の編集はエディタまたはサイトのダッシュボードから行えます。表示するカテゴリーや検索バーも設定でき、レイアウトにはアコーディオン、リスト、番号があります。
一方、Wix Studioのアコーディオン要素は、エディタの「レイアウトツール」から追加します。各アイテムの中に必要な要素や情報を配置し、エディタ上で内容や順序を調整します。以下は、この二つの標準の管理方法を比べたものです。
選択肢 | 標準の管理方法 | 発注時に確認したいこと |
Wix FAQアプリ | 質問・回答をエディタまたはダッシュボードで編集する。 | 社内担当者が質問を追加し、カテゴリーや表示を管理する流れに合うか。 |
Wix Studioのアコーディオン要素 | Wix Studioエディタでアイテムを管理し、内部の要素や情報を編集する。 | 必要な見せ方を作れるかに加え、納品後に誰がエディタで修正するか。 |
たとえば、担当者が回答文を継続的に直すなら、FAQアプリの編集画面を見せてもらうと判断しやすくなります。FAQアプリでも、回答に画像や動画を追加できます。Wix Studioのアコーディオン要素では、各アイテムの中に必要な要素を配置して構成します。画像の有無だけで選ばず、必要なレイアウトと担当者の更新方法を確かめ、実際の更新作業を一つ試してから決めることをおすすめします。
閉じた状態でも、質問の意味が伝わるようにする
回答を開く前に読めるのは、主に質問の見出しです。「料金について」「その他」だけでなく、読者が聞きたいことを質問文にすると、どの回答を開くか判断しやすくなります。
原稿は、営業や受付で実際に受けた質問から集めてください。会社が伝えたい宣伝文を質問の形に言い換えるより、依頼前に迷われる条件を確かめるところから始めます。次の表は、原稿を整理するための例であり、特定の会社の対応条件を示したものではありません。
曖昧な見出し | 質問文にする例 | 回答で確認する内容 |
料金について | 見積もりには費用がかかりますか? | 無料・有料の範囲と、費用が発生する条件を実際の運用に合わせて書く。 |
対応エリア | 遠方からでも依頼できますか? | オンライン対応と現地訪問の範囲、追加費用がある場合の条件を書く。 |
納期について | 希望日までに依頼できますか? | 確定に必要な資料や確認事項、個別相談が必要な条件を書く。 |
回答では、まず質問への答えを書き、その後に条件や例外を添えると読み進めやすくなります。詳しい料金表やサービス案内が別にあるなら、説明をすべて複製するのではなく、そのページへ進めるリンクを添える方法もあります。
必ず読んでほしい条件まで、折りたたまない
料金が発生する条件、申し込みの対象、受付を停止している期間。こうした判断に欠かせない情報を、FAQの中にだけ置く構成はおすすめしません。関連する料金ページや申し込み案内にも書き、FAQは疑問を補う場所として使うと整理できます。
すべてを閉じればよいとも限りません。Wix Studioのアコーディオン要素では、初期状態を「すべて閉じる」「最初だけ開く」「すべて開く」から選び、複数のアイテムを同時に開けるかも設定できます。すべて開く設定では、複数開閉の切り替えは表示されません。
FAQアプリにも、一度に一つの回答を表示する設定や、最初の回答を開いたままにする設定があります。設定の名称や選択肢をWix Studioの要素と混同せず、使う仕組みの画面で確かめてください。
質問ごとに必要な回答だけ読む場面と、複数の条件を見比べる場面では、使いやすい開き方が異なります。制作を依頼するときは、「最初に何を見せるか」「回答を比較しながら読んでほしいか」まで伝えてみてください。
回答とリンクの更新を、一つの仕事にする
FAQアプリでは、回答内のテキストにウェブアドレスやサイト内セクションへのリンクを付けられます。「こちら」だけでなく、「料金表を確認する」など行き先の分かる言葉にすると、リンク先との対応を点検しやすくなります。
公式資料: Wix FAQ アプリで質問を管理する
サービス内容が変わったときは、元のサービスページだけでなくFAQも確認します。質問ごとに回答の確認者と見直すきっかけを決めておくと、担当者が変わっても、何を確かめてから修正するかを引き継げます。
原稿の受け渡し方法にも注意が必要です。Wixの公式ヘルプでは、FAQアプリで質問一覧をCSVからインポートしたり、CSVへエクスポートしたりする機能は、現在利用できないと案内されています。質問が多い場合は、一括取り込みを前提にせず、入力・確認を誰が行うかも見積もりに含めて相談しましょう。
公開前は、回答を開いて相談先まで進んでみる
見た目の確認だけで終えず、利用者の操作と担当者の更新を分けて確認します。次の表は、本記事で提案する確認項目です。操作テストを済ませたことだけで、サイト全体のアクセシビリティへの適合を保証するものではありません。
確認する場面 | 確かめること |
スマートフォンで読む | 長い質問や回答が欠けず、開いた後に次の質問や相談先まで読めるか。 |
キーボードで操作する | マウスを使わず質問へ移動でき、現在の操作位置が分かり、回答を開閉して先へ進めるか。 |
回答内のリンクを開く | 案内した料金・サービス・問い合わせのページへ移動し、回答とリンク先の条件が一致しているか。 |
担当者が更新する | 自分のアカウントで必要な編集画面を開き、回答やリンクを変更する作業を進められるか。 |
FAQを読んでも解決しない人のために、問い合わせ先も残してください。質問を増やし続けるだけでなく、担当者に相談したほうがよい内容を見分け、適切な窓口へ案内することもページ設計の一部です。
依頼するときは、表示と更新の両方を伝える
制作会社への相談では、「FAQを折りたたみたい」に加えて、掲載予定の質問、現在のサービス・料金ページ、更新を担当する人を伝えると、作る範囲を整理できます。既存ページへの追加で足りるか、FAQ全体の整理が必要かも、実際の原稿を見ながら検討します。
WixerDesignでは、Wix・Wix Studioサイトの制作・改善・運用を支援しています。FAQを追加したい方や、回答の更新が止まっている方は、現在のサイトURLと困っている質問をお知らせください。内容の整理と、社内で更新を続ける方法を含めてご相談いただけます。
Wixの仕様は2026年10月18日に日本語の公式ヘルプ本文で確認しました。質問の書き方、情報の配置、確認の進め方は、本記事の運用上の提案です。



