Wix Studio Two発表、既存のWix Studioサイトは作り直すべき?
更新日:2 時間前
Wixが新しいエディタを発表すると、「今のホームページも作り直さなければいけないのか」と気になるかもしれません。2026年11月2日、Wixはプロ向けの「Studio Two」を発表しました。
まず確認したいのは、既存のWix Studioサイトは引き続きサポートされると公式に案内されていることです。発表を理由に、すぐ移行を決める必要はないと考えます。新しい制作環境の話と、自社サイトの改修が必要かどうかは分けて判断しましょう。
この記事で扱うのは、現在Wix Studioで運用しているサイトです。従来のWixエディタで作ったサイトは対象に含めていません。
この記事の要点 |
Wixの公式発表は、既存のWix Studioサイトのサポート継続と、Studio Twoの段階提供を明記しています。 |
新規制作や独自機能の検討では候補になりますが、提供状況と必要な機能を案件ごとに確かめます。 |
コードを書き出せることと、Wixのサービスから完全に独立できることは別です。 |
Wix Studio Twoで発表されたのは、制作方法の選択肢
公式発表は、AIによる生成、画面上でのデザイン調整、Reactコードを使った制作を一つの環境で扱う構成を説明しています。AIで生成したものをそのまま使うだけでなく、制作者が画面やコードを調整して仕上げるための環境です。
また、Wix Partnersから提供を始め、その後すべてのユーザーへ段階的に展開すると案内しています。発表されたことと、自社のアカウントですでに利用できることは同じではありません。
公式資料(英語): WixによるStudio Twoの公式発表
今のサイトで困っていなければ、移行を急がない
公式発表には、既存のWix Studioサイトは引き続きサポートされ、展開期間中は両方のエディタで制作を続けられると書かれています。これは、今回の発表と同時に既存サイトが使えなくなるという案内ではありません。
そのため、日々の更新や問い合わせ受付に問題がないサイトなら、新エディタへの変更そのものを改修の目的にしないことをおすすめします。逆に、サービスの説明が古い、採用情報が足りない、社内で更新が止まっているなら、その課題は現在のサイトでも確認できます。
制作会社に相談するときは「新しいエディタへ移したい」だけでなく、直したいページと、今できずに困っている作業を伝えてください。既存サイトの改善で対応するか、新規に制作するかを比べる材料になります。
外部に書き出せても、すべてがWixから離れるわけではない
Studio Twoでは、サイトをReactソースコードとしてエクスポート(書き出し)し、外で編集したものをインポート(読み戻し)できる仕組みが案内されています。ただし、2026年11月4日に確認した公式開発者資料では、この機能は現在ベータ版です。 ※当社アカウントではStudio Twoの入口は表示されていますが、この機能は未検証です。
同資料は、外部でホスティングしても、フォントやメディアの読み込み、ページ内のビジネス機能に使うWix APIなど、Wixとの接続が残ることを説明しています。「外部へ出せるからWixは不要になる」とまではいえません。
現時点の制限には、動的ページがあるサイトは書き出せないことや、書き出したサイトでは訪問者がログインできないことなどが含まれます。会員機能やCMSを使う案件で、画面が移せることだけを理由に外部公開の方針を決めないでください。
新規制作では、ツール名より引き渡し後の使い方を確認する
新しくサイトを作る場合、Studio Twoも検討候補になります。ただし、発注者が比べたいのは機能の数だけではありません。公開後に自社でどこを更新し、どの変更を制作会社に依頼するのかまで含めて確認します。
たとえば、お知らせは社内で更新し、レイアウトや独自機能の変更は制作会社へ依頼する。その分担なら、担当者が日常の更新を行える仕組みになっているかを、引き渡し前に試すと判断しやすくなります。
新エディタを使う提案を受けたら、その環境を選ぶ理由、今回の機能が利用できる状態か、公開前に何を試すか、公開後の修正窓口を聞いてください。これは新機能の性能評価ではなく、発注内容を具体的にするための本記事の提案です。
WixerDesignでは、Wix・Wix Studioサイトの制作・改善・運用を支援しています。今のサイトを改善するか、新しく作るかで迷っている場合は、サイトURLと、実現したい内容・更新する担当者の状況をお知らせください。
なお、作り直すかどうかではなく、今のサイトの更新や運用が止まっていることが悩みであれば、保守・運用サポートという選択肢もあります。
2026年11月4日に確認した公式発表・開発者資料に基づきます。操作や性能を実機で検証したレビューではありません。日本語の対応資料を検索で確認できなかったため、英語の一次資料を参照しています。



