Wixのテストサイト、誰に見える?公開前の確認方法の選び方
更新日:2 時間前
「修正したページを、社内だけで確認してから公開したい」。制作会社にそう依頼するとき、確認用のURLが届けば準備は済んだと思ってしまうかもしれません。
ただ、Wixの「テストサイト」は、一部のサイト訪問者に修正版を表示するためにも使う機能です。名前に「テスト」と付いていることだけで、社内専用の確認場所だとは判断できません。
この記事の要点 |
Wixのテストサイトは訪問者への公開率を設定する仕組みで、社内確認の目的とは分けて使い方を決めます。 |
公開率0%は訪問者への振り分け設定であり、それだけを閲覧者の認証や権限管理の代わりにしません。 |
確認用URLを受け取ったら、誰に表示されるか、何を試せるか、誰が本番公開を承認するかを確かめます。 |
Wixのテストサイトは、一部の訪問者にも表示できる
Wix公式ヘルプでは、サイトを一度以上公開した後に、最新の編集内容からテストサイトを作成できると説明されています。リリースマネージャーで、テストサイトを表示する割合を0〜100%の範囲で設定します。
この割合は、ライブサイトにアクセスした訪問者のうち、代わりにテストサイトが表示される割合です。「確認用なので一般の人には見えないつもりだった」という認識のまま、公開率を上げないでください。
公式資料: テストサイト:テストサイトを作成する
公開率0%と「社内限定」は、同じ意味ではない
社内で確認したい場合は、まず公開率を確認します。ただし、0%という数字を見て、それだけで社外の人が閲覧できないと判断するのは避けてください。
Wixは別の公式ヘルプで、テストサイトのURLを取得し、確認してもらいたい人へ共有する方法も案内しています。公開率はライブサイトからの振り分けを決める設定です。共有先の本人確認や、閲覧権限を与える人を決める話とは分けて考えます。
未発表の商品名や価格、取引先の情報を入れるなら、「URLを知っている人だけに送る」という運用でよいのか、閲覧制限が必要なのかを、情報を載せる前に担当者と決めておきましょう。ここは本記事からの運用上の提案です。
公式資料: テストサイトの公開率を編集する 公式資料: テストサイト:テストサイトの URL を確認する
プレビュー・複製・テストサイトを、目的で選ぶ
確認方法を選ぶときは、「テストできるか」よりも、何を、誰に見せて確かめたいのかを先に伝えると話が進みます。
確認したいこと | まず相談する方法 | 確認を省かない点 |
文章やレイアウトの見え方 | エディタのプレビュー | 公開せずに表示を確認できる。公開後と動作が同じとは限らない。 |
大きく変えるデザイン案 | 複製サイトでの作業 | 元のライブサイトへ影響せず試せるが、注文・連絡先などコピーされない内容がある。 |
修正版を一部の訪問者へ表示する | テストサイトと公開率の設定 | 誰にどの割合で表示するかを決める。データを含む機能などに互換性の注意がある。 |
この表は、確認を始める際の選び方です。どのサイトにも同じ方法を当てはめるものではありません。Wix Studioの複製はワークスペースなどの条件にも左右されるため、制作会社が用意する確認環境と、その条件を聞いてください。
公式資料: Wix エディタ:サイトを保存・プレビュー・公開する 公式資料: サイトを複製する
画面が動いたことと、受付まで確かめたことを分ける
たとえば、問い合わせボタンを押せたとしても、送信内容の保存や担当者への通知まで確認したことにはなりません。改修の対象にフォームや会員機能が含まれるなら、確認する範囲を別に書き出します。
Veloを使ったサイトの公式開発者資料は、プレビューでは管理者の権限が与えられることや、バックエンドイベントなどが公開時と同じように動かない場合があることを説明しています。プレビューでの動作確認だけを、一般の訪問者や会員の確認結果に置き換えることはできません。
テストサイトについても、Wixはデータを含む機能などに互換性の注意を記載しています。「テスト」という名称だけで、データが本番から切り離されると想定せず、使う機能に合う確認方法を担当する制作者と決めてください。
制作会社には「確認用URL」と一緒に、この内容を聞く
確認の依頼が来たら、社内で何を見るべきかまでそろえておくと、見た目の感想だけで作業が終わるのを防げます。次のような確認表を、依頼のやり取りに添えてみてください。
確認する項目 | 担当者とそろえる内容 |
表示される相手 | 社内で確認する段階か、一部の訪問者にも表示する段階か。現在の公開率とURLの共有範囲。 |
確認する変更 | 対象ページと変更箇所。文章・スマートフォン表示・リンクの行き先など、今回見てほしい点。 |
業務への影響 | フォーム送信や予約などを試すか。使うテスト情報、通知の受信者、確認後の処理。 |
公開の承認 | 誰が承認し、誰が公開操作をするか。公開後に改めて確認する項目。 |
修正を見せることと、訪問者へ公開すること。その間に誰が何を確かめるのかが決まっていれば、依頼する側も判断しやすくなります。確認用URLを受け取ったときこそ、そのURLでどこまで確認できるのかを聞いてみてください。
WixerDesignでは、Wix・Wix Studioサイトの制作・改善・運用を支援しています。改修を頼みたいものの、公開前の確認や社内承認の進め方が決まっていない場合は、現在のサイトURLと変更したい内容をお知らせください。
機能に関する記述は2026年11月3日に確認したWix公式資料に基づきます。確認方法の選び方や制作会社への依頼項目は、本記事の提案です。



