AIでWebサイトは作れる。でも、“公開できる状態”にするには別の知識が必要だった
- 平川 亮二

- 2 日前
- 読了時間: 4分

最近、知人がWix Harmonyを使って、自分でWebサイトを作っていました。
以前よりもかなり簡単に作れるようになっていて、AIでレイアウトや構成を生成しながら、ある程度“サイトっぽい形”までは進められる。
実際、少し前であれば専門知識が必要だった部分も、以前より触りやすくなっている印象はありました。ただ、その一方で、途中から完全に手が止まっていました。
理由はシンプルです。
「次に何をすればいいのかわからない」
からでした。
実際には、“制作途中”で止まる
よく、「AIでWebサイトは簡単に作れる時代」と言われます。
確かに、以前より“作り始める”ハードルは下がっています。
ただ、実際に使ってみると、止まるポイントは別のところにありました。
どこに、どんなセクションを追加すればいいのかわからない。
AIに指示しようとしても、「何をどう伝えればいいのかわからない」。
つまり、“AIを使う側の整理や設計”が必要になるんです。
思っていた以上に、AIも“使いこなす側の知識”が必要なのかもしれません。
制作が進んでも、次は「公開」の壁が出てくる
さらに、仮に制作が進んだとしても、次は別の壁が出てきます。
例えば、
・SEO設定は必要?
・独自ドメインはどうする?
・メール設定は?
・お問い合わせは届く?
・スマホ表示は問題ない?
・文章はこれで伝わる?
・公開後は何を更新すればいい?
など。
つまり、
「Webサイトを作る」
ことと、
「公開・運用できる状態に整える」
ことは、別の話だったんですね。
AIで作ったあと、人が触ると“素人感”が出やすい
さらに面白かったのはここでした。
AIで生成した直後は、ある程度まとまって見えるんです。
でも、そのあとに知識がない状態で人が手を加えると、急にバランスが崩れ始める。
例えば、
・文字サイズがバラバラになる
・余白が崩れる
・情報量が増えすぎる
・導線がわかりづらくなる
・統一感がなくなる
結果として、“なんとなく素人感が出る”状態になってしまう。
これは単純に「センス」の問題ではありません。
・情報整理
・優先順位
・導線設計
・UI/UX
・更新設計
など、“見えない設計”が関係しています。
AI時代は、「作る力」より「整える力」が重要になる
今回の件で感じたのは、AIによって、“作ること”のハードルは確実に下がっている
ということです。
ただその一方で、“公開できる品質まで整える”難しさは、今も残っている。
むしろ、
誰でもある程度作れるようになったからこそ、
・何を載せるべきか
・どこを削るべきか
・どう整理するべきか
・どう改善していくか
といった、“整える力”の重要性は、以前より上がっているようにも感じます。
だからこそ、プロの役割も変わり始めている
以前は、「ゼロから作れる」こと自体が、プロの価値だった部分もありました。
でもAI時代は少し違います。
これから求められるのは、“AIで作ったものを、事業として機能する状態へ整えられるか”
なのかもしれません。
つまり、「全部をゼロから作る」ではなく、
・公開できる状態へ整理する
・導線を整える
・SEOや運用を考える
・改善できる構造にする
といった、“公開後まで含めた支援”です。
WixerDesignがこうした支援を行っている理由
WixerDesignでは、
を行っています。

ただ、これらは単なる“格安制作”や“診断商品”ではありません。
AI時代に増えている、
「何をすれば公開できるのかわからない...」
「このまま運用して大丈夫かわからない...」
という課題に対して、“まず前に進めるための入口”として用意しているものです。
既存Wixサイトの診断サービスの対象も、
・Wix Editor
・Wix Studio
・Wix Harmony
を含めた、Wix全体です。
本当に重要なのは、サイトを作ることではなく、“公開後に、どう活用していくか”なのだと思います。
まとめ
AIによって、Webサイト制作のハードルは確実に下がっています。
実際、以前よりはるかに“作れる時代”になりました。
ただその一方で、
「何を作ればいいのか」
「AIに何を指示すればいいのか」
「この状態で公開して大丈夫なのか」
という、“整理・判断・運用”の壁は今も残っています。
だからこそ今後は、「作れるか」ではなく、“整えられるか”が、より重要になっていくのかもしれません。


