Wix主催のAI活用ウェビナーの内容をまとめました
- 平川 亮二

- 13 分前
- 読了時間: 3分
今回のウェビナーでは、Wixが提供する「16個のAI機能」が一気に紹介されました。
どれも“生成AI時代のWeb制作を前提にしたアップデート”で、実際に触った印象としては「Wixはデザイナー × AI × 自動化のハイブリッド制作環境へシフトしている」という強い方向性を感じました。
「AIを活用したウェブサイト制作のライフスタイル」は、①コンセプト&デザイン→②構築&運用→③最適化&成長。

①コンセプト&デザイン
◆ビジュアルサイトマップ&ワイヤーフレーム生成
Studio向けに、サイトマップとワイヤーフレームをAIで自動作成。
ビジネス概要と目的を入力するだけで、ページ構造とセクション構成を提案し、0→1の設計を高速化。
◆Wixビジネスランチャー
ビジネスの完全なローンチキットをAIが生成。
アイデアの整理、競合分析、戦略設計、LP生成までを一気通貫でサポートする「ビジネス構築AI」。
◆Wixel(ウィクセル)
AIでグラフィックアセット・SNS画像を作成。
ポスター・バナー・SNS投稿用のデザインをAI編集し、画像の差し替えや文言生成も自動化。
◆Base 44
AIでWebアプリケーションを構築。
プロンプトだけでWebサイト/アプリを生成し、コードのエクスポートも可能なエンジニア寄りプラットフォーム。
◆Wix Vibe(Vibeエディタ)
プロンプトからWebサイトを構築できるAIエディタ。
色・タイポ・レイアウト提案、ページ生成、翻訳、コード編集を統合し、ビジュアル/コード/データの3レイヤーで制作。
②構築&運用
◆レスポンシブ AI
AIでサイトのレスポンシブを自動調整。
モバイル・タブレット・PC各デバイスの最適な配置をAIが生成し、叩き台として微調整できる。
◆AI 生成テキスト
テキストコンテンツをAIで生成。
説明文、見出し、ウェルカム文などを自動作成し、日本語への変換や複数案の提示も可能。
◆AI コードアシスタント
コード作成をリアルタイム支援。
Veloに必要なJavaScriptをプロンプトで生成し、アニメーションなど高度な実装を即時生成。
◆Wix AI サイトチャット
カスタマイズ可能なAIサイト内チャット。
サイトの文脈を読み取り、ユーザー質問に自動回答。デザイン(色・フォント)も自動反映。
◆CMS コレクション生成
CMSコレクションをAIで作成。
必要フィールドの設計、説明文作成、テストデータ生成までを一括でAIが作成。
③最適化&成長
◆AI マーケティングエージェント - Kleo -
マーケティングプランをAIで作成。
ターゲット分析、施策提案、SEO/広告/メール戦略を自動生成し、計画書としてエクスポート可能。
◆AI カスタムエージェント - Omni -
独自のAIエージェントを構築できるオートメーションAI。
データ分析〜レポート〜メール送信などのタスクを自動化し、定期実行も設定可能。
◆AI アシスタント - Astro -
Wix全般のAIアシスタント。
ブログ生成、設定案内、SEO提案などをチャットベースで実行。Cleo/Omniとも連携。
◆AI メール作成アシスタント
メールキャンペーンをAIで作成。
選択した商品や割引内容から、構成・本文を自動生成し、言語変換も可能。
◆AI SEOツール
AIでSEOタグ・メタディスクリプションを生成。
ページごとにタイトルタグ提案、説明文生成、最適化ポイントを自動提示。
◆AI 検索結果概要(AI Search Overview)
主要AIプラットフォームでのサイトのパフォーマンスを把握。
ChatGPT/Gemini/Perplexityにおけるブランド認識、引用状況、AIクローラーのアクセスログを可視化。

Web制作に関わる私たちは、「ツールを覚える」から「AIと共に仕組みを育てる」へと役割がシフトしていく。
今日のウェビナーは、その変化を強く実感する時間でした。

