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WixとGA4でアクセス数が違うとき、何を確認すべきか

5 日前
読了時間: 5分

Wixの管理画面ではアクセスが増えているのに、GA4では思ったほど増えていない。月次報告を作っていると、どちらの数字を載せるべきか迷う場面があります。


数字が違うだけで、片方の計測が壊れているとは限りません。まず揃えるべきなのは、比較する期間と指標、そして集計の条件です。


ただし、いつも差があるからといって、急な変化まで見過ごすのも危険です。



この記事では、WixアナリティクスとGoogleアナリティクス4(GA4)の数字が食い違ったときの確認順を提案します。機能・仕様の説明には公式資料を示し、確認の順番や報告方法はWixerDesignからの運用上の提案として記載しています。



最初に「アクセス数」という言葉を具体的にする


報告書に「アクセス数」とだけ書くと、人の数なのか、訪問の回数なのか、ページの閲覧回数なのかが分かりません。この三つは別の数字です。


たとえば、同じ人が午前と夕方にサイトを訪れ、そのたびに3ページを見るとします。実際の人は1人でも、訪問や閲覧は複数回発生します。これは説明用の例です。解析ツールが同じ人と識別できるかは、端末・ブラウザー・Cookieなどの条件にも左右されるため、必ず1ユーザーとして計測されるという意味ではありません。


GA4には「総ユーザー数」「アクティブユーザー数」など、ユーザーに関する複数の指標があります。同じユーザー数という言葉でも、選んだ指標によって集計対象が変わります。Wixの訪問者数と並べる前に、GA4の正式な指標名を確認してください。




期間を手入力し、同じ条件で並べる


次に、両方の画面で開始日と終了日を指定します。「過去30日」のような相対的な指定より、「9月1日から9月30日」のように日付を固定すると確認しやすくなります。


タイムゾーンも揃えます。日付の区切りが異なると、深夜の訪問が別の日に入るためです。集計対象が同じサイト・同じページか、片方にだけ流入元や端末の絞り込みがないかも確認します。


当日の途中経過で月次の結論を出すのは避けたいところです。GA4のデータには処理による反映待ちがあり、レポートと探索のデータが同期していない場合もあります。締めた期間を使い、取得した日時も残すと、後から数字が変わった理由を追いやすくなります。




比較条件を表すカレンダー、時計、フィルターと虫眼鏡のイラスト


条件を揃えても残る差には、計測の仕組みが関わる


Wix公式は、解析ツール間の数字の差について、Cookieへの同意やボットを除外する仕組みなどが影響すると説明しています。閲覧者のブラウザーによる計測のブロックも確認対象です。


社内の確認アクセスにも注意が必要です。Wixでは、Wixアカウントにログインした状態で、同じ端末・ブラウザーから行った自分の訪問は、トラフィックレポートに含まれません。GA4側の除外条件も同じとは限らないので、制作担当者が何度も確認した日に差が広がっても、それだけで不具合と決めないことです。


GA4では、条件を満たしたプロパティでCookie同意に関する行動モデリングが使われることもあります。ただし、導入すればすべてのサイトで不足分が補われるわけではありません。自社のレポートに推定データが含まれるかは、設定と適用状況の確認が必要です。


ここで数字を合わせるために、同意設定を外したり、根拠なく一律の倍率をかけたりすることはおすすめしません。集計できた範囲と条件を記録して、同じ条件の推移を見る方が、改善の判断に使いやすくなります。






急に片方だけ減ったときは、変更した場所から調べる


毎月ある程度の差がある状態と、ある日を境に片方だけほぼゼロになった状態では、確認の優先順位が変わります。後者では、計測や接続に問題がないかを先に調べます。


最後に正常だった日と、変化が始まった日を特定してください。その前後に、サイト公開、ドメイン変更、Googleタグの変更、Cookieバナーの設定変更などを行っていないか、更新記録を見返します。


両方で同じようにアクセスが落ちている場合には、Search Consoleのクリック数も補助的に見ます。ただし、検索結果からのクリック数とサイト全体のセッション数は一致する指標ではありません。検索経由の動きも落ちているかを確かめる材料として使います。




問い合わせの件数は、送信記録とも照合する


アクセスの差が整理できても、それだけで問い合わせの成果は判断できません。問い合わせページを見たこと、ボタンを押したこと、フォームの送信が完了したことは、それぞれ異なる行動です。


GA4で何を成果として数えているのかを確認し、Wixのフォーム送信記録や実際に受け付けた相談と照合します。送信テストや営業メールまで件数に含めると、事業につながる相談が増えたのか分からなくなります。


GA4のファネルデータ探索は、指定したステップ間でユーザーがどう進むかを見る機能です。問い合わせまでの流れを分析したい場合には役立ちますが、必要な行動を正しく計測できていることが前提になります。



月次報告では、数字と一緒に条件を残す


報告のたびに大きく見える方の数字を採用すると、前月との比較ができなくなります。主に使うツールと指標を決め、変更した場合には理由を書き添えてください。


  • 対象期間とタイムゾーン

  • 使用したツールと正式な指標名

  • 対象サイト・ページ・流入元などの絞り込み条件

  • 計測設定を変更した日と変更内容

  • 問い合わせの定義と、照合した送信記録


Wixアナリティクスで日常の変化を確認し、GA4で必要な行動を詳しく調べる。この使い分けは一つの方法です。重要なのは、ツールの機能が多いことより、次の改善を決められる状態になっていることです。


「数字は見ているけれど、どこを直すべきか判断できない」という場合は、計測条件と問い合わせまでの導線を一緒に整理するところから始められます。WixerDesignでは、Wixサイトの制作に加え、公開後の改善・運用についてもご相談いただけます。






本記事は2026年10月3日に確認したWix・Googleの公式資料に基づいています。 画面表示や利用できる機能は、設定やプラン、今後の更新によって変わる場合があります。


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