AI時代のサイト制作は「バイブコーディング」へ。Japan IT Week 2026で見えた、成果を出すための「人間の役割」
- 平川 亮二

- 2 時間前
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こんにちは、WixerDesignの平川です。
2026年春、東京ビッグサイトで開催された「Japan IT Week 春 2026」に参加してきました。
数多くの最新テクノロジーがひしめき合う中、私が最も強く感じたのは、Web制作における「ノーコードからバイブコーディング(Vibe Coding)へ」という劇的なパラダイムシフトです。
今回は、WixやBase44の最新動向を踏まえ、これからのAI時代に「成果が出るサイト」を作るために必要な視点について深掘りします。

ノーコードの「成熟」と、バイブコーディングによる「創造性の解放」
これまでの「ノーコード」は、コードを書けない人がマウス操作でパーツを組み上げ、自力でサイトを作るための「作業代替ツール」でした。
しかし、2026年現在の現場は全く異なります。
今は、人間が具体的な指示すら超えて、「意図(Vibe)」を伝えるだけでAIが瞬時に形にする「バイブコーディング」の時代に突入しています。
「こんな雰囲気で、ターゲットはこういう人で、このサービスを売りたい」
そう語りかけるだけで、構造、デザイン、そしてベースとなるコードまでもがリアルタイムで生成されます。もはや「作る技術」そのもののハードルは消滅したと言っても過言ではありません。
なぜ「AIだけで作ったサイト」は成果が出ないのか?
ここで、非常に重要なポイントがあります。
「サイトを生成できること」と「事業として成果が出ること」は、全くの別問題であるということです。
AIは「世の中の平均的な正解」を出すのは得意ですが、実戦のビジネス現場では以下の要素が欠落しがちです。
誰に向けたものか(解像度の高いペルソナ): 統計データではない、生身の顧客が抱える深い悩みや「痛み」への共感。
導線は適切か(心理的動線設計): ユーザーがサイトを訪れてから、最後に「問い合わせ」や「購入」のボタンを押すまでの心理的な納得感。
運用できる設計か: 公開がゴールではなく、事業の変化に合わせて柔軟に拡張・修正していける論理的な構造。
これらの部分は、AIだけではまだ完全に最適化されません。
むしろ、誰もが簡単にサイトを作れるようになったからこそ、「戦略なきサイト」が溢れ、埋没してしまうリスクが高まっています。
「人間の補完」こそが価値の中心になる
バイブコーディングの時代だからこそ、私たち人間に求められるのは「制作」ではなく、AIを使いこなしながら、AIに足りない部分を埋める「人間の補完」です。
ツールは作る力を無限に拡張してくれますが、「成果を出すための設計」は依然として人間の役割です。
戦略的プロンプト: どのような意図(Vibe)をAIに流し込むか。
文脈の調整: AIが生成したアウトプットを、その企業独自の強みやストーリーに沿って微調整する。
GEO/SEOへの最適化: 地域性(GEO)や検索意図(SEO)を考慮し、実際にターゲットの目に留まる場所にサイトを配置する。
今回の展示会では、Wix Japanの弊社担当のカスタマサクセスマネージャーのお二人とも深くお話しさせていただきました。プラットフォーム側の方々と現場のリアルな視点を共有できたことは、弊社にとっても大きな収穫でした。

まとめ:技術の進化を「成果」に変えるために
「ノーコード」から「バイブコーディング」へ。
技術の進化を前提としながらも、私たちが提供すべき価値の本質は変わりません。それは、制作・運用・設計までを含めた、ビジネスの成功に対する「伴走支援」の重要性です。
AIという強力な翼を手に入れた今、それをどこへ向けて飛ばすのか。
WixerDesignは、最新のテクノロジーを駆使しながらも、人間にしかできない「成果への執着」を持って、皆様のWeb戦略をサポートしてまいります。


