「おしゃれだけど、使いにくい」──“伝えるWeb”に必要なこととは?
- 平川 亮二
- 2 日前
- 読了時間: 2分
最近、Webサイトを見ていて感じることがあります。
「おしゃれだけど、使いにくい」「見た目はすごいけど、目的の情報にたどり着けない」
──そんなサイトが増えてきていないでしょうか?
デザインが洗練されているのに、ユーザーが迷ってしまう。
トップページに動画やアニメーションが満載で、肝心な情報が見つからない。
企業の想いは込められているのに、何を伝えたいのかが見えない──
そんな「かっこいいけど、伝わらない」Webサイトに、私たちは日々出会います。

よくある“伝わらないWeb”の特徴
見た目のデザインにこだわりすぎた結果、次のような構造になってしまうケースがあります。
メニューが隠れていて、どこをクリックすればよいかわからない
トップページがビジュアル主体で、会社やサービスの内容が伝わらない
写真や動画ばかりで、具体的な情報にたどり着けない
一見かっこよく、印象には残るかもしれません。
でも「見る側の行動」や「目的」を想定していない構造は、結果的に“使われないWeb”になってしまいます。
Webサイトの本来の役割とは?
私たちはいつも、こう自問します。
「このサイトは、誰に、何を、どう伝えるべきか?」
Webサイトの本質は、「かっこよさ」や「技術力の見せ場」ではなく、訪問者が“迷わず”情報を受け取り、行動に移せる状態を作ることにあると考えています。
WixerDesignが大切にしている“構造設計”の考え方
私たちWixerDesignでは、デザインの前に必ず次のプロセスを通ります。
✅ 情報をどう分類するか(階層やセクション)
✅ どの順番で提示するか(閲覧導線)
✅ 誰がどの場面で使うのか(目的別導線)
これらを整理したうえで、初めて「デザイン」に進みます。
どんなに美しいサイトでも、“伝わる設計”がなければ意味がない──それが私たちの信念です。
本当に整えるべきは“中身”ではないか?
Webサイトは「見た目」だけで評価されがちですが、実際に成果を生むのは、情報設計・導線設計・読後感といった“中身”のクオリティです。
「見た目はインパクトがあってカッコいいけど、使われない」──
そんな残念なWebにならないよう、構造から整えることがDX時代のWeb戦略においてますます重要になっています。
あなたの会社のWebサイトは、「おしゃれだけど、伝わらない」状態になっていませんか?
一度、見た目ではなく“伝わる構造”の視点から見直してみるのも、大きな改善のきっかけになるかもしれません。